プロフィール

はじめまして。
心理カウンセラーの高井なほです。

幼児から学生時代、思春期を経て大人になっても、私の人生は人から愛されていると実感が持てない、いつも寂しいものでした。

親に「敏感すぎて難しい。育てにくい」と言われたことを覚えています。今でいうHSPだったのだと思います。

当時はHSPなどという言葉は広まっておらず、自分は人と違う、と感じただけです。こんな自分は誰にも愛されないのではないか、と危機感を感じました。

人の言葉ですぐ傷ついてしまう弱い自分も嫌でした。生まれてからわずか10年で、自分を封印して、強くていつも明るい自分であろうという、悲痛な決心をしたのです。

ここから、私の長い長い自分否定の人生が始まります。

<心の勉強に光を見つけた学生時代と、衝撃的な気づき>

自分で自分を認められないのだから、満たされる訳がありません。
でも、当時の私はそれが分からず、自分の外側に幸せの種を探していました。

分かってもらえる人がいれば、恋人ができれは幸せになれるんじゃないか
褒められてすごい人だと尊敬されれば自信がつくんじゃないか
お金がたくさんあって裕福に暮らせれば人に認めてもらえるんじゃないか

学生時代も、社会人になってからも、結婚してからも、子どもが生まれてからも
そんな気持ちが消えることはありませんでした。

転機となったのは心のことに興味が出てからです。
高校生くらいから、孤独に耐えきれずに、心のあり方を教えてくれる本や情報に知らず知らずのうちに触れていました。

ある日、心理学者の河合隼雄さんの本を読んで、深い深い、それこそ「魂」とでも言えるところから湧き出てくるような優しさに触れて、

こういう人ならば、本当の私を知っても、母親のように否定なんてしないだろうな…、と感じました。にこやかに笑って、よしよし、と言ってもらえるような。
こんなに優しい世界があるんだ…それは新たな発見でした。

その後も自分の心を癒すため、心についての本を読んでいたところ、
「インナーチャイルド」という考え方に出会いました。そして、自分の中に「私は幸せになってはいけない」という思い込みがあることに気づいたのです。

心の底にそんな思い込みがあったら、現実の世界でどれほど望んでも幸せになれるはずはありません。
幸せにならないように、
幸せになれないように
自分の考え方や行動を選択してしまうのですから。
まさに衝撃的な気づきでした。

<本格的に心の問題に取り組む>

心の勉強は私にとって必要なことだ、そう思い、本格的にお金を払って学び始めます。同時にカウンセラーという仕事も意識し始めました。

その頃は、仕事や夫との関係で悩んでいた時期でした。

子どものためになりたい、という思いで選んだ仕事でしたが、自己犠牲に偏ってしまうことが多く、疲れ果てていました。子どもたちに好かれ、頼りにされているという実感はあったのに、虚しい思いは広がっていくばかりでした。

後に夫とは離婚したのですが、ベースにあるのは愛情関係よりも共依存関係だった、ということは、心理学を学ぶうちに気づいていきました。

心理学の勉強とは別に、個人カウンセリングも受け始めました。自分の人生が何をやっても上手くいかない、でも、その理由は自分の中にある。それをもっと詳しく知りたい。そして、それを変えていくにはどうしたらいいのか、教えてもらいたい。そう思ったからです。

<母親との関係に気づく>

そのなかで両親との関係に焦点が当たっていきました。
自分の記憶では、父親とは仲が悪くてケンカばかりしていました。お酒を飲み過ぎた父親には足で蹴られたこともあります。が、私に本当に強い影響を与えていたのは、仲が良いと疑ってもいなかった母親だったのです。

確かに大人になってからは母親の言動に違和感を覚えたことが何度もありました。
離婚後、実家に娘と一緒に戻りましたが、その時の扱いが本当に冷たかったのです。

・残りの荷物を持ってきたい、と言ったところ、部屋はたくさん余っているのに「置く場所なんかない。物置に入れなさい!」と言われたこと
・お金のことが不安だ、と言うと、大学で看護士になろうと頑張っている私の娘に、「学校をやめなさい」と言ったこと(娘は泣いていました)
・占いに行って(母は時々占い師のところに行っていたようです)自分と私と、私の弟のことを占ってもらったら、1番先に死ぬのは私だと言われたと言うのです!2番目は弟で、自分が1番長生きするのだと自慢げに言っていました。

その一方では、離婚する、と言った私に、「あんたは本当に幸せになれないね」と泣いていました。

私のカウンセラーは、母親には障害があるんじゃないか、と言いました。見かけでは分かりづらいけれども、極めて人に対する共感力が低いのではないか、ということでした。気分でものを言うし、周りはそれに振り回されてしまうこともあるのだ、と。

その途端に、昔父親が母のことを「冷たい」と言っていたことや、今までの母とのやり取りが腑に落ちて、心の中で「そうに違いない」と納得してしている自分がいました。

そうか、それが理由だったのか…
お母さん大好き、と思い、そう思いたかったために、悪いのは全部自分だと思うようにしていたのか…

本当のところは分かりません。
でも、今さら原因が分かったところで、私の時間は戻らない。
もう少し早く分かっていれば、苦しみからもっと早く抜け出せたのかもしれないのに。
自分の心の闇を見つけようと思ってもがいていたあの長い時間は、いったい何だったのだろう…

母への憎しみと共に、
母が障害を持っていたとしたら、HSPの子どものことなんて理解できるわけがない。
それでも母は母なりに、苦労を感じながらも一生懸命に育ててくれたのではないか…
という気持ちが湧き上がりました。

そう、それに、一番虚しいのは、
自分が長く感じていた辛い感情を、母がこの先も理解することは不可能だろう、ということでした。

様々な気持ちの間を揺れ動き、苦しい日々をしばらく送りました。

駅のホームで、なぜか涙が止まらなかったり
図書館で、虐待の本が並んでいるのを見ると具合が悪くなったり
出席した心理学講座では、参加者の前で大声で泣いてしまったりしました。
心療内科からもらった薬を服用して日常を過ごすようになりました。

<それでも、癒しの道へ>

それでも、人間は強いものです。
癒しの道は始まったのです。

私は、自分の人生の生き直しを始めました。
・自分責めしてしまう自分が出てきたら、気づいて止めること
・自分を愛するという感覚を丁寧に感じること
・自分は人から大事にされているのだと信じてみること
・対人関係で辛くなったら距離を置くこと
全て、大人なら当たり前にやっていることを
今になり意識しながらやっていったのです。

自分のことが理解できるようになり
徐々に徐々に明るい世界を感じられるようになってきて、
カウンセラーになるための学びの中で、
さらに力強く心に働きかける技術も学んでいきました。

ああ、試行錯誤で頑張る必要はなかったんだ。もっと頼っていい場所があった。
仲間とともに学び、知り、考え、そして、自分自身を癒す。
その試みの中で、さらに変わっていく自分を感じました。

長く辛い道のりでした。生きていることに疲れ果ててしまったこともありました。
でも、
『こんなに辛かったからこそ、きっと人の役に立てる
今のままの自分でいいんだ
本当の自分でいることで 人を助けられるんだ』
と今は心からそう思えるようになっています。

もしかしたら、今までの経験は全てこのためにあった、ということなのでしょうか。
そうであれば、カウンセラーとして人の力になることは
私の使命だったのかもしれません。

<悩んでいるあなたへ>

闇の中でもいつか、必ず光を感じられる時がやってきます。
でも、心が弱っているとその光に気づかないことがあります。

また、私のようにやみくもに1人でもがいても、
どうしてもたどりつけない心の領域があります。

専門的なスキルを学んだカウンセラーを頼ってみませんか?

・過去の辛い出来事で心が傷つき、自分に自信が持てなくなっている
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そんな風に変えていくことができます。

心を元気にして、その光に気づけるように、
そして、その光をもっともっと輝かせ、
あなたの人生がより良いものになるように

お手伝いさせていただけませんか?

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