過去を思い出してつらい時を乗り越えるコツ

こんにちは。
『本当の自分で生きる「魂が輝く」カウンセリング』の心理カウンセラー高井なほです。

ふだんは元気にすごしていても、
何かの出来事がきっかけで、
昔の嫌なことを思い出してつらくなることはありませんか?

たとえば…

人に言われた言葉がきっかけで、昔の記憶がよみがえり、悲しくなる

今回のチャレンジが、また前のように失敗するかもしれないと思って怖くなる

恋人を怒らせてしまい、今までの経験から、もうこの関係は終わりだと思う

これらは、過去のつらかった記憶が、まるで今経験しているかのように
よみがえってくることから起こります。

1.自分の考えていることを、言葉として紙に書いてみる
 →  頭の中だけにあると、どんどん思いが広がって、止められなくなってしまいます。
書き出すことで、気持ちが整理されていきます。

2.深呼吸したり、リラックスできる時間を取ってみる
 → つらい記憶にとらわれているときは、
心が昔のことに行ってしまって緊張しています。
リラックスしてみると、「今は大丈夫」と思えるかもしれません。

3.昔の自分に「がんばってたね」「つらかったね」と声をかける
 →その時のあなたは、今よりもずっと小さかったり若かったりして、
まだ知らないことも多かったかもしれません。でも、そのつらい時を乗り越えてきたのです。
「よくやったね」と優しい言葉をかけてあげてください。

つらい気持ちを感じている時はとても苦しいですが、
少し離れて見られるようになると、
そのつらい気持ちに飲みこまれずに
現実のことを昔のことと分けて考えられるようになってきます。

思い出すこと自体が悪いわけではありません。
昔の出来事は、もうすでに終わってしまったこと。
今の自分にも、当てはまることなのかな?」

「自分は、その時よりも経験を積んで強くなったりしているかもしれない」

今回ご紹介した3つのやり方を試してみて、客観的に出来事を見られるようになってきたら
少し安心するのではないでしょうか。

私も昔のことを思い出して、つらくなることがよくありました。

私は子どものころ、自分の気持ちや意見を言うと
「考えすぎ」「神経質だね」と否定されることが多くて、
だんだん人前で話すのが怖くなっていきました。

でも大人になって、仕事の場などで「どう思いますか?」と聞かれると、
何か言わなくちゃいけない、とがんばって答えようとしました。

その時はなんとか話せても、あとから「なんであんなこと言っちゃったんだろう」
「また変に思われたかも」と、自分を責める気持ちがわいてきて
つらくなることがありました。

そんなとき、私がやってみたのは、「あたたかいお茶を飲みながら、
深呼吸をして、毛布にくるまること」
でした。
そして、「今の私はがんばった」「ちゃんと伝えようとした」と、
自分にやさしく言ってあげたり、自分自身をギュッと抱きしめてあげるようにしました。
そうすると、気持ちがだんだん落ち着いてきました。

何度も同じように自分自身に声をかけているうちに、
前より早く立ち直れるようになってきたんです。

そんなに簡単に?と思う方もいるかもしれません。
でも、私たちは、日ごろ自分に声をかけてあげることなんて、
あまりないですよね?

過去につらいことがあっても、頑張ってきた自分
失敗をして悲しい思いをしても、乗り越えてきた自分
そんな自分を本当にわかっているのはあなただけ。

どうか、存分に声をかけてあげて
過去のあなたを労い、
今のあなたを安心させてあげてくださいね。

「昔のことを思い出してつらくなる」ときは、次の3つを試してみてください。

1.自分の考えを紙に書いてみる

2.今の自分に戻る時間をつくる(深呼吸・あたたかい飲みものなど)

3.昔の自分に、やさしい言葉をかけてあげる

そうすれば、過去のことを思い出してつらくなる、
という悩みが徐々に解消されて、楽になっていきます


これを繰り返すことで、つらい気持ちにふりまわされずに、
今のあなたの心を少しずつ守れるようにもなり

心が育っていきます

それでもまだ苦しいときは、どうかひとりでがんばりすぎず、
カウンセリングに来てください。

あなたが安心して、自分の気持ちを見つめられるお手伝いをしますね。

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