お客様の声

自分責めのスパイラルで疲れ果てていたSさん(40代女性)

1.なぜカウンセリングを受けようと思いましたか?

夫が突然会社へ行かなくなり、
そのうちに子どもも学校に行けない日が増えていきました。
どうしていいのか分からないまま
「私のせいでこうなったのでは」と自分を責める気持ちが止まらず、
自分が悪い”という思いでいっぱいになっていきました。

「もっと良い妻でいればよかったのかもしれない」
「母親として何か足りなかったのかもしれない」と考え出すと止まらず、
夜も眠れず涙が出る日が増えていきました。

家族と顔を合わせることさえつらくなり、
このままでは自分が壊れてしまうと思い、
思い切ってカウンセリングを受けてみようと決心しました。

2.カウンセリングを受ける前と受けた後ではどう変わりましたか?

カウンセリングを受ける前の私は、
昔から、何か問題が起こるたびに「全部自分のせいだ」と思い込んでいました。

カウンセリングの中で、少しずつ自分の考え方の癖や背景を整理していくうちに、
「すべてが自分の責任ではない」ということが理解できるようになりました。

自分を責める気持ちが和らぎ、
「今、自分にできること」に意識を向けられるようになると、
心が軽くなる瞬間が増えていきました。

今では、以前のように自分を責め続けて動けなくなることがほとんどなくなり、
家族に対しても、少しずつ考えが変わっていきました。

すると、子どもや夫との会話も増え、
この家族での幸せを探していこう、と思えるようになってきました。

ここまで来られたのは、高井先生と一緒に
自分の心と向き合ってこられたからだと思います。
心から感謝しています。

<カウンセラーから>

Sさんは、ご家族の問題を「自分のせいだ」と抱え込み、
ひとりで苦しみを背負ってこられました。

“自分が悪い”と思ってしまう背景には、
子どものころから「家族のために頑張らなきゃ」と感じてきた経験や、
「自分が我慢すればうまくいく」と信じてきた長い年月があります。

カウンセリングでは、そうした思い込みを少しずつゆるめながら、
「自分と家族は別の存在であること」
「起きた出来事で自分の価値が決まるわけではないこと」
を一緒に見つめていきました。

Sさんが自分を責める癖を手放し、
少しずつ笑顔と元気を取り戻していく姿はとても印象的でした。

「どうせ自分なんて」がうまくいかない理由だったTさん
(50代・女性)

1.なぜカウンセリングを受けようと思いましたか?

職場の企画会議で、
自分のアイデアを発表する機会がたびたびありました。
「これは役に立つかもしれない」と思える提案が頭の中にあっても、
いざ自分の意見を言う場面になると、
言葉が出てこなくなってしまうのです。

周りの人たちは当たり前のように次々と意見を口にしていて、
その姿を見るたびに「自分はダメだ」と落ち込み、
情けない気持ちでいっぱいになりました。

長い間、毎回同じようなことを繰り返すうちに、
「どうせ自分なんて大したことは言えない」と自信を失い、
次第に会議そのものが憂うつな時間になっていきました。

勉強も努力もあんなにしてきたのに、なぜ自分は変われないのか――
自分だけではこの状態から抜け出せないと感じ、
何か原因があるのかも、と思って、
思い切ってカウンセリングを受けてみようと決めました。

2.カウンセリングを受ける前と受けた後ではどう変わりましたか?

カウンセリングを受ける前は、
意見を求められるたびに体がこわばり、
頭が真っ白になっていました。

「何を言っても否定されるのではないか」
「恥をかくのではないか
という不安で、
もう声を出すことさえ怖くなっていたのです。

カウンセリングの中で、
自分の心の奥に「自分の意見なんて価値がない」
という思い込みがあることに気づきました。

それは、子どものころに、
自分の考えを話そうとしても「そんなことを言うなんておかしい」と
否定されてきた経験が影響していたのです。

そうした背景を理解し、
自分の考えは大切にしたい、と少しずつ思うようになったら、
以前ほど緊張しなくなり、
「とにかく一言だけでも伝えてみよう」
と思えるようになりました。

今では、自分の意見を口にすることへの恐怖がやわらぎ、
会議の場に向かう気持ちも軽くなりました。
言ってもいいし、もし言いたくなかったら言わなくてもいい…
そう思えるようになって、
自分らしく頑張ってみようか、
と思えるようになったのは大きな変化です。

<カウンセラーから>

Tさんは、「どうせ自分なんて」という思い込みのせいで、
本来の力を発揮できずに苦しんでおられました。

その根っこには、
子どものころに自分の考えを受け止めてもらえなかった経験があり、
「意見を言っても否定される」
「自分の考えには価値がない」
と心の奥で信じ込んでしまっていたのです。

カウンセリングでは、
その思い込みに少しずつ気づき、
今までとは違う角度から自分を見つめ直していかれました。

「意見を言う=否定される」と結びつけていた心の反応がゆるまっていくにつれ、
自分の意見を口にすることへの恐れがやわらぎ、
Tさんは本来の力を取り戻していきました。

長年の思い込みは時間をかけて身についたものですが、
それは必ず書き換えることができます。

Aさんが「また頑張ります」と言ってくださって、
こちらも元気を頂きました。

仕事の失敗で「自分なんていない方がいい」と思っていたNさん(20代・女性)

1.なぜカウンセリングを受けようと思いましたか?

ある日、職場でミスをしてしまいました。
自分の不注意で同僚や取引先に迷惑をかけてしまい、
その場では謝ったものの、
「自分はこの職場にいない方がいいのではないか」
と思うようになってしまいました。

それ以来、「私は役に立たない人間なんだ」と感じるようになり、
出勤するのがとてもつらくなっていきました。

失敗した場面が何度も頭の中に浮かんできて眠れない夜が続き
涙が止まらなくなることもありました。
限界を感じて、友人のすすめもあって
カウンセリングを受けてみようと決めました。

2.カウンセリングを受ける前と受けた後ではどう変わりましたか?

受ける前は、「自分なんていない方がいい」と思いつめていて、
何に対しても前向きになれませんでした。
小さな失敗も多くなり、
失敗するたびに「もう立ち直れない」と感じ、
どんどん自信を失っていきました。

カウンセリングを続ける中で、
「失敗=自分は価値がない」
という考えが自分の中にあることに気づきました。

それは、過去に失敗したときに強く叱られたり、
責められた経験が積み重なって、
「失敗=自分が悪い」という思い込みになっていたのだとわかりました。

その背景を少しずつ整理し、
「失敗は誰にでもあること」
「自分の価値は失敗ひとつで決まらない」と思えるようになってから、
周りの人たちもそう思っているんだ、と
気持ちがふっと軽くなる瞬間が増えていきました。

今では「私はこの仕事を続けてもいい」と思えるようになり、
再び前を向けるようになりました。

<カウンセラーから>

Nさんは、職場でのミスをきっかけに
「自分なんていない方がいい」とまで自分を責めてしまうほど、
深い痛みを抱えていました。

その背景には、「失敗してはいけない」
「失敗=自分の価値がなくなる」という思い込みが、
これまでの経験の中で少しずつ心に刻まれてきたことがあります。

カウンセリングでは、その思い込みを少しずつ手放し、
「失敗は自分の価値とは別のもの」という新しい視点を育てていきました。

Nさんがそのことに気づき、
再び自分の力を信じられるようになっていかれた様子を見て、
こちらも本当に嬉しく感じました。

「完璧な上司でいなければ」と自分を追い込んでいたKさん
(30代・男性)

1.なぜカウンセリングを受けようと思いましたか?

初めて部下を持つことになってから、
仕事に対するプレッシャーが増えました。

「自分がしっかりしなければ」と肩に力が入り、
部下のちょっとしたミスや報告漏れにもイライラしてしまい
つい強い口調で注意してしまうことが増えていきました。

そのたびに「大人げなかった」と後悔し、
「こんな自分では信頼を失ってしまうのでは」
と不安が頭から離れませんでした。

ストレスで限界だったので、
思い切ってカウンセリングを受けてみようと決意しました。

2.カウンセリングを受ける前と受けた後ではどう変わりましたか?

受ける前は、部下の行動を見るたびに
「なぜこんなこともできないんだ」とイライラがこみ上げ
感情を抑えられない自分に嫌気がさしていました。

「上司ならもっと冷静でいなければならない」と
自分を責める気持ちが強くなり、
仕事に向かうのがつらくなることもありました。

カウンセリングの中で、
「完璧でなければ認められない」
「失敗は許されない」という思い込みが自分の中にあることに気づきました。

それは、これまで自分が厳しく評価され、
「できて当たり前」という環境で頑張ってきた経験が影響していたのです。

その思い込みを少しずつ手放し、
「人は誰でも間違えるもの」
「部下も自分も成長の途中」という視点を持てるようになると、
感情が爆発する前に自分を客観的に見られるようになりました。

今では、冷静に相手と向き合う余裕が生まれ、
職場の空気も以前よりずっと穏やかになったと感じます。

<カウンセラーから>

Kさんは、「完璧でいなければならない」という厳しい基準を自分に向けると同時に、
それを“できて当然のこと”として、無意識に部下にも要求していました

心の奥には、「失敗してはいけない」
「頑張り続けなければ認められない」という思いがあり、
それが怒りやイライラとなって表に出ていたのです。

カウンセリングでは、その思い込みをひとつずつ見つめ直し、
「失敗してもいい」
「人は不完全なままで価値がある」
という新しい視点を育てていかれました。

そうしていくうちに、
Kさんの中の怒りは自然とやわらぎ、
部下との関係も大きく変わっていきました。

仕事に家事に、ひとりで頑張り続けていたAさん
(30代女性)

1.なぜカウンセリングを受けようと思いましたか?

子どもが生まれてからずっと、
「母である私がしっかりしなきゃ」と思って頑張ってきました。

子どものために育児はしっかりしたいし、
仕事では昇進を果たして責任ある仕事を任されるようになったので、
期待に応えたいという思いもありました。

夫は仕事が忙しく、家のことはほとんど私がやっていたので、
「私がいなきゃこの家は回らない」
と思い込むようになったのだと思います。

体の疲れが取れない日が多くなり、
「私ならできるはず」と言い聞かせながら
家庭と仕事の両立を続けましたが、
布団から出られない日が続いていきました。

「私は大した人間じゃなかったのかもしれない」
と自分を責める気持ちが膨らんでいき、
職場に行っても置き去りにされたような気持ちになりました。

心も体も限界を超えているのに、
止まることが怖くて休むこともできず
涙が出る夜が増えていきました。

「いつまで頑張らなくてはいけないんだろう」と思ったら、
誰かに話を聞いてもらいたくなって
カウンセリングを受けてみようと思いました。

2.カウンセリングを受ける前と後ではどう変わりましたか?

受ける前は、常に緊張している感じがあり
少しのことで涙が出たり
自分でも、普通ではないな、と思いました。

「しっかりしなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」という声が
自分の中から聞こえ、休むことにも罪悪感を感じていました。

カウンセリングを受けるうちに、
「ひとりで頑張らなきゃ」という思い込みが少しずつ緩み、
自分に優しくするワークも教えてもらったことで、
力を抜くことができるようになってきました

今では、完璧じゃなくても大丈夫だよ、と
自分に言ってあげられるようになり、
以前のように「できなくてはダメ」と思うことはなくなりました。

<カウンセラーから>

Aさんは、「私が頑張らないとすべてが崩れてしまう」と強く信じて、
自分を追い立て続けてこられました。

でも、本当に大切なのは“頑張ること”よりも、
“自分の心と体を大切に扱うこと”
Aさんはカウンセリングの中で少しずつそのことに気づき、
自分の限界や本音を受け止められるようになりました

最後のセッションでは、
「『もう少し肩の力を抜いて生きてもいい』と思えるようになり、楽になった」
と言われていました。

人に気を遣いすぎて悪い評判を立てられていたTさん(30代男性)

1.なぜカウンセリングを受けようと思いましたか?

職場の人間関係がうまくいかず、毎日がつらかったからです。

同僚や上司とは波風を立てたくないと思い、
自分の本音は言わずに相手の意見に合わせる
ということをやっていました。

会議でも本当は違う意見があるのに
「それでいいと思います」と言ってしまうのですが、
まあ、いいや、と思うようにしていました。

そんなある日、同僚から「Tさんって、何を考えているのかわからない
と言われました。
さらに、陰で「八方美人だ」「信用できない」と言われていると知ったときは、
本当にショックでした。

職場へ行くのがだんだんつらくなり、
「このままでは職場に居場所がなくなるかもしれない」
という不安が大きくなっていきました。

自分ひとりではどうしていいかわからず、
知り合いに紹介してもらったので、
相談してみようと思いました。

2.カウンセリングを受ける前と後ではどう変わりましたか?

受ける前は、「本音を言ったら嫌われる」
「反対意見を言ったら面倒な人だと思われる」と思っていました。

人に合わせることが普通だったので、
「自分が本当は何を望んでいるのか」がよく分からなかったのではないか
と思います。

カウンセリングを通して、
自分の心の奥に「本音を言ったら傷つけられる」
「自分の意見には価値がない」という思い込みがあることに気づきました。
それが子どもの頃から身につけてきたものだと言われた時は
とてもショックでしたが、
そういうことはあるのだ、と説明されて、
それが“嫌われないための生き方”だと思っていたのだと知りました。

今では、「無理に合わせても、自分が苦しくなるだけだ」と思い、
少しずつ本音で人と関わる練習を続けています。

<カウンセラーから>

Tさんは、「人から嫌われたくない」
「波風を立てたくない」
という気持ちがとても強い方でした。

優しさの裏側には、幼い頃から身につけてきた
人に合わせることで自分を守っている”という考え方がありました。

大人になってからも、そのパターンが無意識のうちに続いてしまうと、
「本音が言えない」「信頼関係が築けない」という
新しい悩みにつながってしまいます。

カウンセリングの中でTさんは、自分の内側にある“恐れ”と丁寧に向き合い、
「自分の意見を持つことは悪いことじゃない」
少しずつ自分を許せるようになりました。
今では、人との関係の中でもっと自然に自分を出せるようになりつつあります。