こんにちは。
『本当の自分で生きる「魂が輝く」カウンセリング』
の心理カウンセラー 高井なほ です。
注意されると強く落ち込んでしまうのはなぜ?

仕事でミスをしてなかなか立ち直れない
というお悩みはありませんか?
・この失敗のことが頭から離れない
・「自分はやっぱりダメだ」と
自分のことを責めてしまう
・また失敗するんじゃないかと怖くなって、
同じ仕事を引き受けることができない
こんなつらい気持ちに悩んでいませんか?
<解決策>
つらさを和らげるためにできること
まずは、
・「注意されたことで、あなたの全てを否定されたわけではない」
・「失敗のない人間などいない」
と口に出したり、
日記に書いたりして
事実を冷静に受け止めてみるようにしましょう。
または、信頼できる人に話してみれば、
「よくあること」と思うことができるかもしれません。
それでもモヤモヤが残ったり
つらさを感じる場合には、
心の中に「失敗してはいけない」という
強い思い込みがあるのかもしれません。
その気持ちに気づいてあげましょう。
なぜ注意されると
こんなに落ち込んでしまうのか
注意を受けたときに強く落ち込む背景には、
「完璧でなければ価値がない」
「うまくできる自分だけが愛される」
という深い思い込みが隠れていることがあります。
たとえば――
・親に、できたときだけ褒められた
・親が「できる子の自分」を誇らしげに語っていた
・つらいときに、頑張ることで自分を保っていた
そうした経験の中で、
「頑張って結果を出すこと」が
自分の存在価値だと
思い込んでいたのかもしれません。
でも本当は、失敗しても、できなくても、
あなたの価値は変わらないはずです。
心の中にある思い込みに気づき、
それを緩めていければ
「失敗することもある」
と思えるようになっていくことでしょう。
<具体例>
20代会社員男性Kさんが完璧主義に向き合った例
新卒で幹部候補として入社したKさん(26歳)。
優秀で、学生時代から「100点」を求めて努力してきたタイプでした。
ところが、配属先の上司が「期待してるからこそ」と
Kさんの仕事に少し厳しめのフィードバックをすると、
Kさんは激しく落ち込んでしまいました。
もともとKさんは、その仕事なら上手くできる、
という自信があったのもあって、
数日間、自分を責めてしまい
仕事への集中も難しくなったといいます。
「自分はこんなに情けなかったのか」という思いもあり、
入社早々すっかり自信をなくしてしまいました。
カウンセリングの中でKさんは
ご自分に対してとても厳しく、
「『期待に応えられない自分は認められない』と
思っていた」ということに気づかれました。
その後、ご両親の期待を背負って
ずっと頑張り続けていた
ご自分の姿を理解し、
少しずつですが、Kさんは変わっていかれました。
そして、カウンセリングが終わるころには、
「自分に少し優しくできるようになった気がします」
と笑って言われていました。
<まとめ>
完璧主義には理由があります
注意されるとひどく落ち込んでしまうのは、
愛されたい、という気持ちや
大事な人を喜ばせたい、という気持ちで
ずっと頑張ってきたからかもしれません。
その気持ちに気づき、
失敗した自分を責めるのではなく
ずっと頑張ってきた自分を認めてあげましょう。
カウンセリングでは、
ありのままのご自分を受け入れていく
心の土台を作るお手伝いをしています。
安心して話せる場所を探している方は
ぜひご相談くださいね。