過去を「未来の予告編」と思い込む心理とは?!

こんにちは。
『本当の自分で生きる「魂が輝く」カウンセリング』
の心理カウンセラー 高井なほ です

不安にバイバイ

✅本当はどうなるか分からないのに、先のことが不安で仕方がない

✅「失敗したらどうしよう」「このままうまくいかなかったら…」と未来を予測して
何も手につかなくなる

✅不安を止めたいのに、どうしても頭から離れない

✅心配性だと思っているけれど、やめたくてもやめられない

そんなふうに、まだ起きていない未来のことで
心がいっぱいになってしまう。

それが「現実の行動」や「今日の心の穏やかさ」を奪ってしまう
そうした悩みを抱えている方は少なくありません。

未来の不安を手放すためには、
「今」の自分に注意を向け直すことが鍵になります。

そして、「その不安は過去のどんな体験とつながっているのか?」という
心のルーツを探ることも、とても大切です。

感情には、「時間の区切り」がないからです。たとえば、過去に失敗して傷ついた経験があると、
似た状況が訪れたときに、
”あのときの不安”がそのままよみがえることがあります。

それがあまりにもリアルに感じて、
頭では「今回は違う」とわかっていても、
心が「また同じことが起きる」と感じてしまう

未来のことを過剰に不安に感じる背景には、
「過去の痛みが癒えていない」
ことが影響している場合が多いのです。

このように、感情は、
過去や未来といった
時間の区切りをやすやすと越えていく性質があります。

ある20代の女性は、
新しい職場の上司との関係で不安を抱えていて、

「この先、ちゃんと働けるか不安」
「また傷つけられるのではないか」
と、未来のあらゆる場面に対して不安を感じ、
夜眠れないこともありました。

お話を伺っていくと、
彼女は同じタイプの違う上司から、
かなりひどく怒られて
深く傷ついたことがありました。

それが転職理由だったため、
「ここでもまた同じことが起きるかも」と思うと、
とても怖くなったそうです。

カウンセリングでは、
不安の中にある“当時の思い”を一緒に見ていきました。

「私はあの時、何も言えなかったことをずっと後悔していた」
「本当は、ちゃんとわかってもらいたかった」

解放されなかったそういった感情を
イメージワークのなかで言葉にしていくことで、
彼女は少しずつ気持ちを整理できるようになりました。

今では、やみくもに不安になるのではなく、
苦手なタイプの上司とは少し距離を取りつつも、

「新しい仕事なのだから不安になっても当たり前」と思いながら、
なるべく周りの人たちとコミュニケーションを取り
仕事に努力する日々を送っています。

未来の不安は「過去に起きたことの記憶」が、
未来に投影されていることがあります。

その不安があまりに強くて、
日常の生活につらさを感じる場合は、
過去まで遡ることで感情を解放していきます。

人間ならば、未来の不安は誰もが感じること。

でも、
それは、いつの感情なのか?
もう手放してもいいのだろうか?
未来は、本当にその感情通りになるのだろうか?


という問いかけをしていくことで、
気づきが訪れることがあります。

カウンセリングでは、言葉でのやり取りに加えて、
イメージワークも取り入れながら、
安心して感情に向き合えるお手伝いをしています。

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