「友達の輪に入れない」という悩みを解決する たった1つの方法

こんにちは。
『本当の自分で生きる「魂が輝く」カウンセリング』の心理カウンセラー高井なほです。

誰もいない教室

「私が入ったら迷惑?」そう感じて
グループの輪に入れなかったことはありませんか?


学校行事の準備やグループ活動のとき
周りのクラスメイトが自然にグループを作っていく中で、
なぜかいつも一歩引いてしまう。

話しかけようと思っても、「私なんかが入ったら迷惑かも」と思ってしまい、
結局何もできずに終わってしまう。

もし、あなたがこのような悩みを抱えているなら
本当の原因は性格の問題などではなく、
幼いときの家庭環境が影響している可能性があります。

解決方法は「人とつながる安心感」
育てることです


なぜなら、この悩みの根本は、
「自分は迷惑な存在だと思われている」、
「人は私を嫌っている」という子どものころにできた
誤った思い込みであることが多いからです。

この思い込みは、幼少期の家庭環境によって
形成されることが少なくありません。

たとえば、親が忙しかったり、感情的に不安定だったりすると
子どもは「私はあまり話しかけてはいけない存在なのかもしれない」
と感じるようになります。

その結果、「私は迷惑をかける存在だから、
できるだけ目立たないようにしよう」と思い込むようになり
大人になってもこの考えが人間関係に影響を及ぼすのです。

「人とつながることが心地よい」と感じられるようになると、
「私はここにいてもいいんだ」と思えるようになる
「私は受け入れられている」と感じられる
「私は迷惑な存在じゃない」という感覚になる

だからこそ、友達の輪にも自然と入れるようになります。

さやかさん(高校2年生)の場合

高校2年生のさやかさんは、文化祭の準備でグループを作るときに、
いつものように一歩引いてしまいました。

本当は「一緒に準備をしたい」と思っていたのに、
「私なんかが入ったら迷惑かも…」と考えてしまい、
結局誰にも声をかけられませんでした。

さやかさんの家庭では、
母親の機嫌を常に気にしながら生活するのが当たり前でした。
母親は忙しく、
余裕がなくなるとすぐにイライラしていました。

5歳の頃に幼稚園での楽しかった出来事を話そうとしたとき、
「今忙しいから後にして!
お母さんの迷惑になっているのが分からないの!」
と強い口調で言われたことがありました。

そのときのショックが心に深く刻まれ、
それ以来「私は人に迷惑をかける存在なんだ」と
思うようになってしまいました。


この思い込みがその後の学校生活でも影響を与え、
友達に話しかけることができなくなってしまったのです。

心理カウンセリングでの変化

さやかさんは、次のようなステップでカウンセリングを受けました。

1.「迷惑をかけてはいけない」という思い込みを手放す練習
「本当に私は迷惑をかけているのか?」
をカウンセラーと一緒に考えることで、
実際にはそんなことはないと気づくことができた

 → 「シャープペン借りてもいい?」などの
「小さなお願いをする」練習を通して、
「私は人と関わっても大丈夫なんだ」と実感した

2.「安心できる人間関係」の小さな成功体験を積む
まずは気の合う一人の友達に「お昼一緒に食べてもいい?」
と声をかけるところからスタート

 それを繰り返すことで、「自分から話しかけても大丈夫」
という感覚が少しずつ育っていった

3.「輪に入ること=勇気がいることではない」と実感する
「輪の中に入るときに使える一言フレーズ」を練習

文化祭の準備で「私も手伝おうか?」と話しかけたところ、
自然に受け入れてもらえた

カウンセリングを続けるうちに、
さやかさんは少しずつ「私はここにいてもいいんだ」
と思えるようになりました。

以前なら「私なんて…」と諦めていた場面でも、
自分から行動できるようになり、
友達との時間を楽しめるようになったのです。

まとめ

「友達の輪に入れない」という悩みの解決方法は
「人とつながる安心感」を取り戻すことです。 

その思い込みは、幼少期の家庭環境が影響していることが多く、
カウンセリングを通じて「人とつながる安心感」
を取り戻すことができれば、
「自分はここにいていいんだ」
と自然に思えるようになります。

「友達の輪に入りたいのに入れない…」
「私は迷惑な存在なのかも…」と悩んでいるなら、
一度カウンセリングを受けてみませんか?

つらい思いを抱えて1人で悩んでいないで、
ぜひ相談してくださいね。
あなたの「本当はこうしたい」を叶える
お手伝いができるはずです。