こんにちは。
『本当の自分で生きる「魂が輝く」カウンセリング』
の心理カウンセラー 高井なほ です。
褒められても素直に喜べないあなたへ

人から褒められても
「どうせ私なんか」と思ってしまう
✅人から「すごいね」「頑張ったね」と言われても、
心の中で「そんなことないのに」と思ってしまう
✅謙遜ではなく、「私なんて…」という気持ちが本気で出てくる
✅「まだまだダメなのに褒められるのは気まずい」と思ってしまう。
✅褒めてくれた人に対して、申し訳なさや違和感を覚える
そんなふうに、
相手からの言葉を “受け取ること” が苦手で、
自分を認めることができない…。
その背景には、
完璧主義や自己否定が隠れていることがあります。
自分のこと・人の気持ちを
もっと距離を置いて見てみると…
このお悩みを解決するには、
「完璧じゃなくても、
その時の自分で十分頑張っていた」と、
自分の “その瞬間の努力や存在” を認める視点を持つことが大事です。
初めは難しいかもしれませんが、
自分のことを客観的に見る、
という視点が必要になってきます。
もし、自分があなたの大好きな友達だとしたら…
どう声をかけてあげますか?
ヒントになるかもしれません。
考えてみてください。
そして、もう1つは、
褒め言葉を「評価」ではなく、
相手の“感じたこと”として受け取る練習をしてみることです。
仕事で評価はつきものですが、
誰もがあなたを評価しようと思ってはいないはずです。
一緒に働く仲間として、
仕事のパートナーとして。
あなたを褒めてくれる人たちは、
心からあなたを褒め、
信頼してくれているのではないでしょうか。
褒められても受け入れられない理由とは?
このような反応をしてしまう人は、
「自分には価値がない」「まだ足りない」という
前提が心の深いところにあります。
そのため、人からの好意的な言葉も
「本当の私のことは見えてないだけだ」と感じてしまい、
素直に信じられません。
また、子ども時代に
・頑張っても当たり前だと言われた
・褒められても、その後に必ずダメ出しされた
というような経験があると、
「褒められる=期待される=怖い」
と思い込んでしまい、
褒められたくない、と思ってしまう場合もあります。
30代会社員女性Mさんが
心から「ありがとう」と言えるようになった例
30代の会社員Mさんは、
仕事を丁寧にこなす真面目なタイプ。
上司や同僚からも「信頼できるね」と
言われることが多い人でした。
けれども、彼女はそのたびに心の中で
「いえいえ、まだまだです」
「失敗も多いのに…」と
否定的に受け取ってしまっていました。
人からの信頼や感謝が受け入れられなかったためか
「あんな風に言われたから、
もっと期待に応えなくては」
と成果を出し続けるしかなく、
徐々に疲労がたまり、
心も満ち足りることがない日々を
過ごすことになってしまいました。
カウンセリングで話していくうちに、
彼女の中には
「もっと上を目指さなければ」
「完璧でなければ存在価値がない」
という強い思い込みがあることが分かってきました。
その背景には、
「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」
「ミスすると怒られるけど、できても褒められない」
という幼少期の体験がありました。
「そのままの私でいていい」
と思えたことがなかったのです。
彼女はカウンセリングの中で、
「たとえ完璧じゃなくても、
人が喜んでくれているという事実がある」
という現実をしっかりと受け止め、
最近は「ありがとう」と笑って返せる場面も出てきました。
まとめ~
頑張り屋さんの自分を認めてあげよう
「どうせ私なんて」と思ってしまうあなたは、
本当はとてもがんばり屋で、
人の期待に応えようとしてきた人かもしれません。
でも、もう少し「自分をゆるめる」ことができたら、
他人からの言葉を信じる余裕が生まれてきます。
あなたの価値は、完璧な成果にあるのではなく、
日々積み重ねてきた存在そのものにあるのです。
カウンセリングでは、
そうした“受け取れない心”を丁寧に見ていきながら、
「私は私でいいんだ」と思える感覚を育てていきます。
