【HSP】本当は傷ついているのに、強い自分を演じてしまうのはなぜ?

こんにちは。
『HSP/HSC・アダルトチルドレンの方の”生きづらさ”に寄り添う心理カウンセラー』
高井なほ
です。

HSP傷ついているのに強がってしまう悩み

こんなお悩みありませんか?
HSPが「強がってしまう」本当の理由

誰かに傷つくことを言われた。
でも、その場では笑って受け流した。
「大丈夫だよ」「気にしてないから」と明るく言って、その場の空気を保とうとした。
でも、あとになって、急に胸が苦しくなったり、涙が出てきたりする。

そして同時に、こんなふうに思っていませんか?
「また傷ついてしまった…」
「なんでこんなに弱いんだろう」
「もっと強くならなきゃ」


傷ついた自分を責めて、「繊細な自分が嫌い」と思ってしまう。
強くありたいのに、すぐに傷ついてしまう。
だから、「平気なふり」「強いふり」を演じ続けてしまう

こんなふうに、繊細な自分を否定しながら生きていませんか?

HSPが強がってしまう本当の理由:
繊細さを「弱さ」だと思っていませんか?

傷ついた自分を責めるとき、
心の奥ではこんなふうに思っているのかもしれません。
「繊細な自分が、邪魔だ」
「こんなに傷つきやすいのは、弱いからだ」
「もっと強くならなければ、生きていけない」

実は、強がってしまうのは、
「繊細な自分=弱い自分=ダメな自分」と思い込んでいるからなのです。
だから、傷ついたときも「平気なふり」をする。
本音を飲み込んで、「強い自分」を演じ続ける。
繊細な自分を、必死で隠そうとしてしまう。

でも、それはあなたが本当に弱いからではありません。
過去のどこかで、
「強くなければ、やっていけない」と感じる経験があったのではないでしょうか。

繊細さを否定された泣いたら「弱い」と言われた。
感じやすい自分を、受け入れてもらえなかった。

そんな環境の中で、あなたは学んでしまったのです。
「繊細な自分を出してはいけない」
「強くなければ、受け入れてもらえない」と。

これは、あなたが、
生き延びるために、そうせざるを得なかった結果なのです。

なぜ「繊細さの否定」が苦しみを生むのか?
自己否定のメカニズム

HSPの人は、相手の表情や空気、声のトーンまで敏感に感じ取ります。
それは、「繊細さ」という、生まれ持った特性です。

でも、その繊細さを「弱さ」だと思い込んでいると、
傷つくたびに、自分を責めてしまいます。

「また傷ついてしまった」
「どうしてこんなに弱いんだろう」
「普通の人なら、気にしないのに」

そうやって、繊細な自分を否定し続けていると
心はどんどん疲れていきます。

なぜなら、自分を、自分で攻撃し続けているから。

本当は、繊細さは「弱さ」ではありません。
それは、あなたの持って生まれた感受性であり、あなたそのものです。

でも、それを「要らないもの」「邪魔なもの」だと思っていると、
自分で自分を否定し続けることになってしまう。

あなたは何も悪くありません
自分を攻撃するのではなく、
傷ついている自分に、優しい言葉をかけてあげてください。

HSPが「繊細な自分」を受け入れる
ためのセルフケア

たとえば、職場で上司にきつい言い方をされたとき。

本当はショックだったのに、「はい、わかりました」と平気なふりをする。
そして、心の中でこう思う。

「こんなことで傷つくなんて、私はなんて弱いんだろう…もっと強くならなきゃ」

あるいは、仲のいい友達に何気なく言われたひとこと。
その場では笑っていたけれど、帰り道で急に涙が出てくる。
そして自分を責める。
「なんでこんなに弱いんだろう…きっと、普通の人なら気にしないのに」

そんなとき、こんなふうにしてみてください。

<繊細な自分を受け入れるセルフワーク>

①傷ついたとき、こう言ってみる:

「傷ついたね。無理もないよ。つらかったね」
子どもの自分に声をかけるように、安心させてあげましょう。
ポイントは、「傷つくこと=悪いこと」という思い込みを手放すこと。
繊細さは、弱さではありません。

②過去の自分に、こう声をかけてみる:

「あのとき、強がらなきゃいけなかったんだね」
「繊細な自分を隠さなきゃ、生きていけなかったんだね」
「よく頑張ったね。もう、強がらなくていいよ」

過去のあなたは、強がることで、必死に生き延びてきました。
その自分を、まず労ってあげてください。

③「繊細な自分」を、少しずつ出してみる:

最初は、信頼できる人や安全な場所で。
「実は、あのとき傷ついたんだ」と、小さく伝えてみる。
繊細さを出しても、否定されない経験を、少しずつ積み重ねていくことが大切です。

HSPが「本当の自分」を取り戻すために
繊細さは、否定すべきものじゃない

HSPのあなたが、”強い自分”を演じてしまうのは、
「繊細な自分=弱い自分=ダメな自分」と思い込んでいるからです。

自分を否定し、「繊細だから、生きづらい」と思っているのかもしれません。
でも、本当は違います。

繊細だから、生きづらいのではありません。
繊細さを否定しているから、生きづらいのです。

あなたが感じやすいのは、弱さではなく、生まれ持った感受性です。

それは、否定すべきものでも、隠すべきものでもありません。

だから、まずは「繊細な自分を責めるのをやめる」ことから。
そして、少しずつ、「繊細な自分も、私だ」と受け入れていくこと

もし、こうした「繊細さへの否定」が長く続いているなら、
ひとりで頑張りすぎないでください。

信頼できる人と話せる場で、少しずつ心を整えていくことも、
とても大事なことです。

カウンセリングも選択の1つ。
「繊細な自分を、そのまま受け入れられる安心」
を、一緒に育てていけるお手伝いが出来たら、私も嬉しいです。

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