こんにちは。
『本当の自分で生きる「魂が輝く」カウンセリング』
の心理カウンセラー 高井なほ です。
感情には時間がない?過去や未来に振り回されない3つの方法

感情に振り回されないための3つのポイント
誰もが普通に感じている「気持ち」=「感情」ですが、
特徴として、「過去・現在・未来」という時間の区切りがない、
ということがあります。
そのため、昔の出来事に対して感じた感情や、
まだ起きていない未来に対して感じている感情に心がとらわれ、
気づかぬうちに振り回されてしまうことがあります。
ここでは、感情との健やかな付き合い方を
3つのポイントに分けてご紹介します。
1. 感情は時間を超えてやってくると知る
過去のつらい経験を思い出して胸が苦しくなる、
未来の予定を想像して不安や緊張を感じる——
こうした現象は、感情が時間の枠を超えて「今」に現れるからです。
この性質を知っておくと、
「これは今起きていることじゃない」と冷静に気づけるようになります。
2.「これは過去(未来)の感情だ」と
ラベルをつける
過去の感情がよみがえったときは「これは昔の感情」、
未来の不安が押し寄せたときは「これはまだ起きていないことの感情」と、
心の中で言葉にしてみましょう。
事実と感情を切り分けることで、心の波は自然とおだやかになります。
3. “今”に戻るために五感や体の感覚を使う
感情を感じているつもりで、
過去のことを思い出したり、
未来のことを想像したりしているということは
実は思考(脳)を使っています。
思考でぐるぐると過去と未来を行ったり来たりしていると、
脳が疲れてしまいます。
脳が疲れると、ネガティブな感情が出てきやすくなるため、
思考をストップさせた方がいいでしょう。
それには、過去や未来から”今”に戻ってくる必要がありますが、
有名な瞑想やマインドフルネスのような特別な時間を取らなくても、
日常でできる方法もたくさんあります。
・好きな香りをかぐ
・心地よい音楽を聴く
・絵を見たり描いたりする
・フワフワなものを触る
・おいしいものをじっくり味わう
というように五感を使ったり、
体の感覚を感じて、緊張をゆるめたりする。
あるいは、掃除などの作業に没頭する。
こうした行動に意識を向けると、自然と思考が静まり、
過去や未来から“今”に戻ることができます。
この3つを意識すると
感情が過去や未来から押し寄せても、
「今の自分」を保ちやすくなります。
不安や緊張に振り回されず、
今よりも落ち着いた心で日常を過ごせるようになるでしょう。
カウンセリングでは
過去の傷ついた感情を癒したり、
未来の不安を期待に変えるワークを行っています。
もし感情に疲れてしまう日が続いているなら、お気軽にご相談ください。
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